浅草吉原ツアーに行きました

1.17.2017

饗宴ロウドクシャ

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 饗宴ロウドクシャ―書は捨てず、町へ出よう!

日曜日はひどく寒い空の下、饗宴ロウドクシャメンバーと共に浅草・吉原を練り歩いてきました。
※饗宴ロウドクシャ▼
https://roudokusha.blogspot.jp/p/blog-page_24.html

1月29日@薬林寺の朗読者 in KAWAGUCHI vol.14泉鏡花「外科室」にも、“北郭(ルビ:なか)”という表現で登場する吉原。現在は台東区千束四丁目を中心に、一大ソープランド街として存続しています。
「外科室」で登場するのはほんの一さわりくらいではありますが、その情景を体感すべくいざ“吉原”!

饗宴ロウドクシャで案内人を務める茶谷ムジ https://twitter.com/chatani_muji?lang=ja をツアーガイドに、

音のヨーロー堂 http://asakusa.cc/top.htm で待ち合わせをし、
浅草神社で大きな狛犬に喜び、
ちょっと先の道端に埋まるなぞの妖怪に慄き、
端から見上げる花やしきの絶叫マシンに乗る人々の勇気に敬服し、
木馬館近くで(ん?鉄人28号??)といぶかしむ紙芝居を披露するおじさんを応援し、
スマートボールの青いガラス球と戯れること20分、不毛について哲学を繰り返し。
すっかり冷えた体を抱えて、くねくねした道を吉原へむかって足早に進む一行。

くねくね、くねくね、日本堤から吉原大門へ向かう道が「くねくね」と表現されていたのを思い出し、「あ!これか!」と体感。
幾度かのくねくねを過ぎたあたりで入浴施設が連なるようになり、これぞ現代の吉原といった風情をかもし出します。呼び込みのおじ様は、歌舞伎町や渋谷界隈とは一線をかくす強面の年配ぞろい。夕方前くらいでしたのでまだネオンは灯らず、ひっそりとした中に独特の熱を感じさせる町並みでした。 

吉原の最後は“カストリ書房”さんにお邪魔して、朗読者らしく本の話~朗読についてお話をさせていただきました。
http://kastoribookstore.blogspot.jp/

濃く寒く楽しいひと時でした。

いずれこんな街歩きツアーと朗読者公演と宴を入り組ませたイベントができたらよいなと、おぼろげに考えております。
次回は「刺青」の深川佐賀町歩きなどしてみたいものです。